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2021年12月7日火曜日

脱穀&選別

 脱穀機を改良したところ,穂先ごと吹っ飛ばしてしまうことは少なくなり,その後の揉みもみ作業が楽になった.

しかし,これはパワーを落とした恩恵であるため,脱穀作業自体は時間がかかるようになってしまった.具体的には,1束4,5秒で終わっていたのが,10秒以上かかるようになってしまった.数が多いだけに,トータルではかなりの時間増である.


脱穀後は,唐箕(とうみ)による選別である.40年近く倉庫に眠っていたサシナミ式木製唐箕を近所の方から頂いた.



推奨回転数70rpmをキープしながらハンドルぐりぐり.落とし口の開口幅と越流部の隔壁角度を調整できるようになっている.これらの調整と風力(回転数)をうまく合わせて,藁くずと粃(しいな)だけを吹き飛ばすわけである.その際,穂先ごとつながった粃は重くて吹き飛ばすことができないので,脱穀後に揉んでやる必要が出てくるのです.


いやー楽しい.近所の人も懐かしいといって見に来ました.
でもね,ほんとに時間がかかるんです.1反5瀬で何日かかるのやらという感じ.ゆっくりやっていいのなら問題ないのですが,過乾燥による籾割れや冬の時雨で濡れてしまうのも困るので,急いで終わらせる必要があります.

そこで,ついに文明に頼ることになりました.
最終兵器ハーベスター.
すごいです.ほんと,感動です.
このお話はまたの機会に.










2021年11月27日土曜日

脱穀

先週,脱穀をやった(やりかけた).

自作の脱穀機で勢いよく籾を吹き飛ばした.いや,これは気持ちいい.



ところがここで問題発生.パワーがあり過ぎたのか,穂先ごと吹き飛ばしてしまった.



こうなってしまうと,唐箕(とうみ)で選別する前に手で揉み解す作業がえらいことになってしまいます.

そこで脱穀機のパワーダウンを試みました.まずは穂先の当たる針金部分を,斜めから直線に変更しました.斜めのほうが辺りが強くて作業が速いと思ったのですが,強すぎました.


回転スピードを落とすことも有効ですが,今回自作したのはミシン用の廃棄ACモーターを流用したので回転数の調整ができません.そこで針金部分の回転直径を小さくすることにしました.これは外れた籾の横跳び防止にもつながりそうです.昔の脱穀機は足踏み式なので調整できるんですよね.アナログの世界を見直すべきですね.






さてどうなることやら・・・もうすぐ雪が降るので今週末に終わらせねば・・



2021年11月3日水曜日

はさがけ

 11/1,3の両日.好天に恵まれた中,稲刈り&はさがけを行った.

結論から言うと・・・たいへん!の一言.有機栽培米やメダカ米など様々な付加価値米があるが,販売を考えるとインセンティブは2,3割がいいところ.その点,天日干し米は5割以上の付加価値が見込めるのだが,やってみればわかった.そんだけもらえなけりゃやらないよなと.

僕の田んぼは販売目的ではないのですが,共同出荷して乾燥機にかけると自分の田んぼのコメの味がわからなくなるのが嫌なのと,やはりはさがけの風景が見たいという衝動で突っ走ってます.

中古で5000円のバインダーで刈り取りとっていきます.刈残しや倒伏した株は手狩り.はさとなる竹は集落内の竹林から切り出して・・・様々な作業が続きます.バタバタして写真撮り忘れました.

なんとかみんなの協力を得ながら1日半で掛け終えました.1反5瀬で75m2段がけ.トータル150mの稲を掛けました.












夕日に輝く稲穂の壁.これを見たかったのですよ.幸せです.










お手伝いいただいた在校生,卒業生,近所の方々,わが家族,小中学生の皆さん,本当にありがとうございました.


あまり粒が膨らんでいないのが気になりますが,近所の農家によると今年は日照不足でどこも粒が小さいとのこと.慰めかもしれませんが,プロでも難しいんですからね.


現在水分量は17%.明らかに刈り取り時期は遅かったですが,まあ,何とかなるでしょう.14%まで干す予定ですが,天気が良さそうなので1週間程度で脱穀かな.早く脱穀機を作らねば・・・







2021年9月5日日曜日

出穂(しゅっすい)

 我が家の田んぼ.雑草抜きが追い付かないが,遠目に見ればきれいに見える.

ちょっと前には秋の空を思わせていたが,今日は夏の空に戻っているようだ.









うちの集落では,先月28日から早生のコシヒカリの刈り取りが始まっている.

晩稲である僕のハツシモは,ようやく出穂(しゅっすい)を迎えた.









本来ならば出穂10日前くらいに穂肥と呼ばれる追肥をうつところなのですが,今年は無肥料栽培に挑戦しているので,このままじっと我慢します.


さあ,反収5俵とれるかな???

2021年8月18日水曜日

田んぼの雑草

 まるで梅雨のような天気が続く.

久々の休みとなったお盆3連休.例年なら上流域の鮎網解禁ではしゃいでるのですが,今年は大増水.水防団待機水位も超えました.結果,被害が無かったので良しですが,全国各地で大変なことになっています.

雨の中,田んぼを見に行くと,雑草まみれ・・・雨が降ったらすぐ伸びる・・・








どんな雑草が生えているのかと調べてみると・・・

シズイ,セリ,アシカキ,コナギ,アゼナ,ミゾハコベなどなど.

草本は種類が多くて難しい.


我が家の田んぼは温暖化対策米とか訳の分からないことをしているので,基本間断灌漑.

定期的に干上がる&無農薬なので,雑草たちは大喜びなのです.


こんな状態から・・・


ここまでするのに四つん這いになって6時間半.でもまだ1/3終わっただけ.
盆休みは雨中の雑草抜き終わりました.







除草剤は偉大ですね.

でも負けないぞ.



2021年6月27日日曜日

田植え

 6/26日.やっと田植えが終わった.

本当は先週やりたかったのだが,苗の生育が不調で月末になってしまった.


①6/6 田起こし

1反5瀬(15アール,1500m^2)の田んぼを借りている.田植え機と稲刈り機はヤフオクで格安の中古を購入したが,トラクターは汎用性が高いため,中古でも3,40万円する.なので消防団の同僚にお借りしました.ありがとう.


②6/9-11 取水

未作付け期間が長かったので,減水深が大きくなっており(55mm!),なかなか湛水まで至りませんでした.3日かかって全面にいきわたりました.取水口を開けると水路からたくさんのアカハライモリが流入してきました.頑張って拾い集めて水路に戻しておきました.


③6/12 代かき

水漏れを少しでも改善したかったので,代かきは縦横2回行いました.ドライブハローがなかったので,田起こしで使っていたロータリーでやりました.やる前はうまくできるかどうか不安でしたが,結構きれいに掻けました.多くのダルマ,トノ,ヌマ,アマらカエルさんたち,無数のオケラ・・・なかなか逃げてくれなくて心が痛みました.



④6/26 田植え

ヤフオクで買った1300円の2条植え歩行式田植え機.疎植にしたかったのですが,調整機能がなかったので密植に.なかなか思うようにいきませんなあ~.クランクと移植アーム軸のギア比変えればできるはず.来年に向けて歯車探してみよう.

1日かかりましたが,何とか無事終わりました.それにしてもすごい数のオタマジャクシでした.ヌマガエルが多かったような気がします.

お手伝いしてくれたOGのHさんとYさん,ありがとうございました.





育苗

 今年は苗づくりに挑戦した.

JAで苗を買ったら,ひと箱800円弱.1反で25箱使うとして2万円.

米の売価が90000円としても,苗代だけで20%以上.それ以外にも作業機械の減価償却に農薬,肥料.そりゃ作っても補助金無けりゃ赤字になるね.

かなり前から米価は変わってませんが,コストが増加しているので赤字がかさむようになっている.というわけで,我が家の田んぼはローコストを徹底します.

自分で育苗した理由はほかにもあります.品種です.知り合いから今となっては珍しい旧ハツの種もみをいただきました.10年ほど前に耐病性品種のハツシモSLに全面切り替えになっているのですが,食べてうまいのは断然旧ハツシモ.楽しみです.

私は自家消費で販売する気はないので関係ないのですが,農協で苗を購入しないと,様々な条件(難癖に近い?)により特別栽培米に認定されません.例えば種子消毒で温水消毒という薬を使わない方法がありますが,それをすると特栽米扱いにならない(農協によって違うと思います)という地域もあります.

まあ,いろいろ書いてますが,一度やってみたかったというのが本音です.


で,感想はというと・・・むつかしい!の一言.結論から言うとあまりうまくできませんでした.『苗半作』という言葉が重くのしかかります・・・


では育苗記録を.

①5/16 塩水選

 比重1.13の塩水で,浮いてきた粃を取り除きます.20Lで塩5kg.かなりしょっぱいです.取り除いた粃はニワトリさんの餌となりました.喜んで食べてくれました.1反5瀬の田んぼ用に選別籾を4kg準備しました.


②5/16 温水消毒

 60℃のお湯に10分つけて消毒します.薬品いらずで安全&安上がり.


③5/16-21 浸水

 消毒の終わった種籾を,冷水に積算100℃になるまでつけて,水を吸わせる.いわゆるハト胸状に膨らむまでおいておく.我が家は16℃の井戸水なのでそのまま漬け置き.その間,水槽用のポンプで酸素供給.


④5/22 催芽

30℃の温水に15~20時間つけて,1mmほど芽出しする.

ここでも水槽用のヒーターが活躍.思った以上にはやく幼芽が出たので,8時間で終了した.しかしこの焦った判断が,のちに大きく影響した.反省.


⑤5/23 苗箱に播種,覆土

催芽した種籾を苗箱に播種した.本来は遠心分離機などで脱水し,ベルトコンベヤに乗せて播種機に入れるのだが,もちろんそんなものはない.なので濡れたまま手で播いた.まあ,当然のことですが,籾同士がくっついてうまく播けなかった.これで生じたムラのせいで,田植え時に欠株が多く発生してしまった.反省.

中苗で植えたかったので,播種量は120g/箱にしました.ちなみに幼苗なら200g以上播種します.



⑥5/23-27 出芽

30℃に維持し,1-2日で1cm程度まで芽出しするのですが,特に夜間気温が低く,5日間かかっても出芽がそろいませんでした.自作苗箱ラックをマルチで覆ってみましたが,上下での温度差もあって,今回の苗づくり一番の問題点となってしまいました.反省.



⑦5/28-6/1 緑化

苗を屋外に出し,気温変化に少しづつさらす段階です.寒冷紗である程度遮光します.通常,2,3日で終わるのですが,出芽がうまくそろわなかったので5日間要しました.


⑧6/2-6/25 硬化

外でほったらかし.田植えできるまでのサイズまで育てます.でも催芽から出芽までの失敗故か,なかなか大きくなりませんでした.結局,中苗まで育たなかったのですが,見切り発車で田植えしました.写真のように畑で硬化を行いました.計33箱ですが,これは田んぼにほとんど運び終わった残りです.











いや~,育苗室みたいな温度管理のできる施設がないとむつかしい.でも昔の人はみんな工夫してやってたんですよね.

来年こそ立派な苗を作りたいです.



























新年度,あけましておめでとうございます

一年近くご無沙汰してしまいました. この間,自ら運転していたトラクターに轢かれ,体調不良でぶっ倒れ,長期入院し・・・・ 厄年でもないのに散々な一年となってしまいました. 新たな年度を迎え,ようやく復帰しましたので,今後ともよろしくお願いいたします. 退院の足で気になっていた田んぼ...