2021年9月17日金曜日

三年生分属

 三年生3名の分属が決まりました.

今の4年生はもう一年経つんですね.時の流れは速いものです.

大切に時間を使いましょう.


歓迎の意味を込めて,今週一番のお気に入り写真!












ドブシジミです!!

控えめな光沢がたまらない!



これから卒論が始まりますが,みんなで頑張っていきましょう!

今週も調査三昧 メダカ,マツカサガイ,アカハライモリ

 今週も調査三昧.楽しかった.


ミナミメダカとカダヤシの好適環境調査.

カダヤシばかりになってしまった場所や,傷つきながらもメダカが頑張っている場所,メダカばかりの楽園・・・狭い範囲でもいろんな場所がある.メダカにとっての楽園・・・そんな場所を増やしたい.










マツカサガイの分布調査.

稚貝と成貝,生息環境は異なります.なので生貝ばかりに目を向けていると保全できません.瑞穂市某所の水田排水路でコドラート調査をやっていると,平米あたり400個体近くの集団に出会えました.まさに楽園です.婚姻色に染まったカネヒラ,アブラボテ,カワヒガイもうれしそうでした.











アカハライモリその後

アカハライモリ探し.再びため池へ.今回は成体がやっと姿を現しました.オスは婚姻色を纏い始めており,繁殖のため池に戻ってきたのだと思われます.一方,幼生は変態してどこかへ行ってしまったようです.来年,PITタグで追跡したいなあ・・・

アカハラ君の成体がいた池です










土砂で埋もれて貯水量はほぼないに等しいですが,メダカのたくさん泳いでいるこんな素敵な池もありました.調査員のみんなは泥に埋もれて撃沈しましたが・・・











アカハラさん,かわいいですね.その他,巨大ドジョウ,ツチガエル幼生,ミズニラを見ることができました.





















2021年9月13日月曜日

アカハライモリを求めて・・・夜叉が池

 現在,ため池改修の生態学的影響評価のため,アカハライモリのサンプリングを行っているが,これがなかなかうまくいかない.ここはいるだろう!と思う池にいっても出会えない.あるいはいても幼体だけ.

そこで,これまで見た中で最もアカハラ密度の高かった池に行ってみよう!と目指したのが夜叉が池.

揖斐川町の誇る観光地ですが,池本体はぎりぎり福井県です.

日曜日を使って2時間ちょっとの山登り.雲は多かったですが,相変わらず楽しい登山道.

今回は長男と三男も参加.









木道からの観察でしたが,7月にはウヨウヨいたアカハラさん,今回はなんと1尾しか確認できませんでした.









ということで,アカハラさんは産卵終えたらどこかへ移動するのではなかろうかと考えております.夜叉が池周辺には他に水域が無いので,上陸しているのでしょうか.

経験上,秋になったら戻ってくると思いますが,今後の推移を見守りたいと思います.


下山後,夕景が美しかったのでパチリ.赤く染まった空にニワトリさんの鳴き声が映えます.赤く染まったアカハラさん,はやく出会えますように.





2021年9月5日日曜日

出穂(しゅっすい)

 我が家の田んぼ.雑草抜きが追い付かないが,遠目に見ればきれいに見える.

ちょっと前には秋の空を思わせていたが,今日は夏の空に戻っているようだ.









うちの集落では,先月28日から早生のコシヒカリの刈り取りが始まっている.

晩稲である僕のハツシモは,ようやく出穂(しゅっすい)を迎えた.









本来ならば出穂10日前くらいに穂肥と呼ばれる追肥をうつところなのですが,今年は無肥料栽培に挑戦しているので,このままじっと我慢します.


さあ,反収5俵とれるかな???

ため池調査 その2

 東濃のため池に,アカハライモリさんを探し求めて行ってきました.



今回は9カ所回りましたが,最後の池でようやくアカハラさんを見つけました.

前回に引き続き,幼体だけでした.成体はどこにいったのでしょうか?

早春から7月くらいまでは池で成体を確認できますが,夏以降,移動するのでしょうか??


改修間もないため池で,面白い形の余水吐がありました.ゲート操作用のハンドルが見えるので,底樋も下部についていそうです.従来のスロープ式余水吐は現場打設でしたが,これならボックスカルバート重ねるだけなので施工しやすいかもしれません.まあ,垂直落下式なので生物の遡上は不可能ですが・・・欧米では維持管理しやすくゴミもたまりにくいということで主流のようです.穴に吸い込まれる水面の様子が朝顔(morning glory)に似ているのでグローリーホールといわれるそうです.関係ないですが久々にOasisのmorning gloryが聞きたくなりました.




今回も前回同様,どこへ行ってもウシガエルばかり.他にはミナミメダカもいくつかの池で確認できましたが,どれも放流された個体のようです.もともとため池は農業用水の水源以外にも,コイ,フナを中心とした漁業の場として活用されてきた歴史があります.現在は山間地でも手軽に海の幸が手に入るため,淡水魚養殖の重要性は低下しています.その代わりでしょうか,愛玩的にメダカやカワムツなどが移殖されています.

今回はミナミメダカでしたが,各地でヒメダカの放流も行われています.バスギルの放流も多々ありますが,良かれと思って放流してしまったヒメダカや間違って入れちゃったカダヤシなど様々な生物を見かけます.

生物の移入は在来外来問わず行わないに越したことはないのですが,放流によってため池に愛着を感じ,その結果管理されている場合もあるので頭ごなしに否定するのは注意が必要です.

そういえば今回,赤とんぼを多く見かけました.

これはマユタテアカネです.









他にもリスアカネなどが飛んでいました.


一番どっきりしたのはこれです.








眼から吻先までかなりはっきりと黒い線が入ってたので,岐阜県初のトウカイナガレホトケドジョウか!とみんなで興奮しましたが,結論として普通のホトケドジョウに落ち着きました.


それにしてもアカハラさんの成体,何処へ?

新年度,あけましておめでとうございます

一年近くご無沙汰してしまいました. この間,自ら運転していたトラクターに轢かれ,体調不良でぶっ倒れ,長期入院し・・・・ 厄年でもないのに散々な一年となってしまいました. 新たな年度を迎え,ようやく復帰しましたので,今後ともよろしくお願いいたします. 退院の足で気になっていた田んぼ...