脱穀機を改良したところ,穂先ごと吹っ飛ばしてしまうことは少なくなり,その後の揉みもみ作業が楽になった.
しかし,これはパワーを落とした恩恵であるため,脱穀作業自体は時間がかかるようになってしまった.具体的には,1束4,5秒で終わっていたのが,10秒以上かかるようになってしまった.数が多いだけに,トータルではかなりの時間増である.
脱穀後は,唐箕(とうみ)による選別である.40年近く倉庫に眠っていたサシナミ式木製唐箕を近所の方から頂いた.
推奨回転数70rpmをキープしながらハンドルぐりぐり.落とし口の開口幅と越流部の隔壁角度を調整できるようになっている.これらの調整と風力(回転数)をうまく合わせて,藁くずと粃(しいな)だけを吹き飛ばすわけである.その際,穂先ごとつながった粃は重くて吹き飛ばすことができないので,脱穀後に揉んでやる必要が出てくるのです.
いやー楽しい.近所の人も懐かしいといって見に来ました.
でもね,ほんとに時間がかかるんです.1反5瀬で何日かかるのやらという感じ.ゆっくりやっていいのなら問題ないのですが,過乾燥による籾割れや冬の時雨で濡れてしまうのも困るので,急いで終わらせる必要があります.
そこで,ついに文明に頼ることになりました.
最終兵器ハーベスター.
すごいです.ほんと,感動です.
このお話はまたの機会に.
0 件のコメント:
コメントを投稿