2021年8月25日水曜日

消防団 定員削減

消防団.うちの地域では水防団も兼務.









操法(ホース担いでかけっこする大人の運動会.おっさんが必死になって面白いのでぜひyoutubeで見てください)の練習やら防災訓練やら日々の活動も多く,大変な役回りとして認知されているため,新たな担い手に困窮している地区も多い.

都市部では任期3年であるが,田舎は10年,20年とその任務は続く.うちの分団はみんなベテランなので高齢化はすすむが,テクニックを駆使して操法では強い.


田舎は消防署の数に対して面積が広いため,消防団が本署よりも先に到着するケースも多く,実際に消火活動することも度々ある.(写真撮ってる場合じゃないんだけどね・・・)







そんな消防団ですが,消防団員の面々は入団を頼まれて断らなかった人たちなので,みんないい人ばかりなのです.PTAの奉仕活動なんて,頑張ってる人はあっちもこっちも消防団員.みんな頼りになります.特によそから村に入った私は,消防団に入ってほんとによかったと思ってます.


ですが,地方財政がひっ迫する中,消防団員の定数削減が決まりました.

日本全国の市町村に消防団は存在しますが,各自治体の歳出に占める消防費は平均3.5%だそうです(消防署も含む).消防団の維持には多大なる費用がかかるのです.人件費(非常勤特別職の地方公務員となります)が年間一人当たり2万円程度,消防車の維持更新(新車は2000万円超!),他にもいろいろ経費がかかります.3.5%というのは,土木費よりも少し少ない程度なんです.


わが町揖斐川町の消防団員は約700名.それを600名まで削減することになりました.ちなみにうちの分団は23から18名になるようです.各地区にある分団の統廃合は,消防車や消防小屋の設置状況を見直す必要があるため,今回は見送りになりました.


人口減少が加速する中,消防団の見直しは当然といえば当然なのですが,団員のほとんどは昼間村を出て働いているので,地元で働いている僅かな団員の負担がますます増えることになってしまいます.


僕も今年の3月で引退かなあ・・・

とか言ってて来年も最敬礼!なんてしてたりして・・・


田舎へ飛び込もうとしている人,消防団はおすすめですよ.

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